お正月といっても近頃は、「おせち」もパックになって売っている時代。核家族化がすすむ中、「にっぽんのお正月」のあり様もずい分変わってしまいました。
私が子供の頃には、大晦日には、掃除とおせち料理に追われた母も、夕方には髪を整え、床の間に花を活けて、家族みんなで紅白歌合戦を見ながら新年を迎えたものです・・。そして元旦の朝には、晴れ着に着替え、まず仏様に手を合わせ、家族が茶の間で「おめでとう」の挨拶を交わし、お屠蘇をいただいたものでした。
今では、このような光景も少なくなってきたのではないでしょうか・・・。屠蘇というのは、もとはと言えば、邪気を祓って一年間を無事に健康に過ごせるように、という願いを込めた薬酒でした。新しい年を迎えるお正月には、古来より縁起の良いものでつくされていました。おせち料理のひとつひとつにも縁起の良い「いわれ」があるように、お雑煮も鏡餅として神に捧げたお餅を下ろしてきて、神と人とが同じものを食べることにより、神から新たな力をもらうことができるとされてきたものです。
日本ほど、これほどのしきたりや伝統を重ねて新年を迎える国も少ないのではないでしょうか。
このような先人たちの叡智も薄れつつある現代の日本で、私は少しでも日々の暮らしの中に、こういったにっぽんの「美」をとり入れていきたいなぁ・・・と、つくづく感じています。
そんな思いから、創った以下の商品は、ハレの日の祝いの席に使いたい『宇和泉貨和紙のランチョンマット』
今回のお正月の祝いの席で、古来のゆかしき伝統を巡らしてみようと思います。